1948-05-26 第2回国会 両院 決算委員会合同審査会 第1号
併し官僚行政というものは、國會や地方議會で決定しました最高意思をできるだけ忠實に實行に移すという執行機關の役目を果すという意味において、その必要を認めるものでありまして、必要以上にその縄張りを擴張し、官僚自體の獨斷專行によつて、獨裁的な、或いは獨善的な行政を行うことを認めるものではないのであります。飽くまで立法府に忠實な官僚行政を認める點に、その存在理由を認めておるものであります。
併し官僚行政というものは、國會や地方議會で決定しました最高意思をできるだけ忠實に實行に移すという執行機關の役目を果すという意味において、その必要を認めるものでありまして、必要以上にその縄張りを擴張し、官僚自體の獨斷專行によつて、獨裁的な、或いは獨善的な行政を行うことを認めるものではないのであります。飽くまで立法府に忠實な官僚行政を認める點に、その存在理由を認めておるものであります。
第一點の、地方公共團體の議會と長との關係の調整につきましては、現在すでに都道府縣知事、市町村長等の地方公共團體の長と地方議會との關係は、いわゆる大統領制度に近似した制度となつておりますことは御承知の通りであります。
今囘の改正の骨子は、地方公共團體の權能に關する現定を整備し、地方議會の權限を一層擴充し、地方公共團體の議會と長との關係の調整につきまして、更に一歩を進めた措置を講ずることとする外、地方自治運營上における腐敗を防止し、その公正を確保するため、住民の自治參與の範圍を擴張する等の措置を講じようとするのでありまするが、これを要するに第一次の地方の自治改正の趣旨を一層敷衍し、徹底しようとするものに外ならないのでございます
というのは生活の困窮程度というものをば、地方個々に調査いたしまして、そうしてこれを地方議會によつて決定して行くということは勿論これは民主的な一番よい方法であるということは私共合點できるのであります。
○千賀委員 私も大體衞生上の問題で、彼らが水漕をひつくり返さしたということは、想像もし、また國會に當選せいて參る前の地方議會におきましても、さような答辯は得ておつたのであります。
この括弧内には「(昭和二十年九月二日以後において公選され又は公選若しくは國會、その兩院若しくはその一院又は地方議會の選挙若しくは議決によつて選任された者を除く。)となつております。
さらに今道路の問題は何も議題に上つておりませんが、そういう特殊の關係で、普通ならばその地方議會におきまして、縣民の總意によつてもくろむところの道路改修ならばいざ知らず、終戰處理費に伴うそういうものについても、一、二年前においてはほとんど全額補助に近い補助が願えた。それが最近は六割程度に減らされたというようなことによつて起るところの地方費の過大な膨張で財政難に苦しんでいる。
この結果として、府縣竝びに市町村等においては、三月末にそれゞの地方議會に諮つて豫算計畫を立てました歳入の見積りの中において、遊興税、飲食税が結局七月以降において、賦課徴收することが能わない状態になりましたがゆえに、地方の財源は相當なトラブルを起しておるような次第であります。
誠に重大なことでありまして、市町村當局者は政黨政派を超越し、私事、交友に禍いされず、常に公正を保ち、範を將來に埀れるの卓見が必要であり、又地方議會は自治警察擁護のために遺憾なく本領を發揮し得るよう、指導育成に御考慮を拂われるよう、職を警察に奉ずる者といたしまして特に痛感する次第であります。かくいたしますれば、本法案の公安委員制度は、むしろ公選制度に勝るものと思考いたします。
「委員は、その地方議會の議員の被選擧權を有する者で、警察職員又は官公廳における職業的公務員の前歴のない者から市町村長が議會の同意を得てこれを任命する」ということになつておりまするが、かくのごとく資格を限定することは、實は市長としてその選考に多大の困難を感じまして、適當な人物を得るには大變な困難を感ずる次第であります。
衆議院或いは參議院又地方議會の委員におきましても、五ケ年というのは參議院以外には私はないように思います。三年乃至四年程度でいいのではないかと考えております。その點ちよつと御囘答願いたいと思います。
もちろん地方議會の同意を要しまするが、こういうような權限をもつているのであります。そのもつております者は、全然この權限をもたない者に比較いたしまして、公安委員會に對しまして何らかの實質的な影響がないかどうかということは、お考えを願いたいと思います。
公選も一つの方法には違いないと思いますが、初期期の制度でもあり、また一般に廣く公選といいましても、公安委員の性格なり、あるいはそのどういう人を選ぶかということにつきましては、現段階におきましては國會あるいは地方議會の議を經まして、これを任命し罷免するという方法によりまして、この民主化が達成できるというような考えのもとにこのような制度にいたした次第であります。
この度の地方自治法の改正は地方公共團體の自主性をば更に強化いたしまして、新憲法の精神に基いて地方自治の本旨を一層徹底せしめることを目的といたしておりますことは申すまでもないことでございまして、本委員會におきましては目下愼重に審議いたしているのでございますが、更に地方自治行政の運營に、或いは地方議會に多年御經驗を持つておられまする各位、及び學識經驗ある皆樣方の御意見を十分拜聽いたしまして、皆樣がお持ちになつておりますところの
それから第三條に關する部分というのに、これは選擧人名簿に關係のございません所でありまして、應召しております地方議會の議員が、復員して歸つて來た場合には當然議員の職を復活する、地位を復活するという規定であります。これは新憲法施行前におきましてはそういうことを考えておつたのであります。
○羽生三七君 ちよつとこの機會にお尋ねしたいと思つておることがあるのですが、それはこの地方債を起すことの自由は認められたわけですが、最近地方議會の關係者から説明を聽きますというと、實際には殆んど金融機關で融資して呉れるところが全然ない。だから名目上だけのことで、實際には殆んどその途が閉ざされておるという話を聽いておるのでありますが、地方局あたりにはそういう聲は屆いていないのでありますか。
そこで全國戰災都市が共通の問題として、各戰災都市の市長、その他地方議會關係者等が集まりまして、政府にお願いしようとした點が四點あるのであります。第一は、住宅復興五箇年計画というようなものを樹立していただきたい。二十年、三十年の計画では、まるで絵に画いた餅のようなものであるから、少くとも五年ぐらいに短縮された一つの具體的な計画を樹立していただきたい。
○千賀委員 それではもう少し具體的に伺いますが、たとえば町村といえば、その上級の地方議會は縣でありますが、縣であるとか國會であるとか、あるい府縣知事であるとか、内閣總理大臣であるとか、そういう上級の組織の中にある監査制度というようなものは置き得ないのか、そういう機能は發揮し得ないのか、そういうことができれば、町村のその勢力だけを買収なり威壓なりしてしまつてむちやをやり出した、しかし縣會に投書が一本行
されたことも承つておるのでありますが、今般の追加豫算の決定にあたりまして、この旱害に關する經費がほとんど全面的に削除されたように聞いておる、この問題は本年度の三千五十五萬石の供出にもきわめて重大なる關係をもつておる問題であり、いろいろ國家財政の苦しい立場は了といたしましても、おそらく數億に達する旱害應急對策に對する經費について、何らか國として考慮されなければただちに供出にひびくばかりでなく、すでに各地方議會
○鈴木説明員 地方議會におきまして、證人の選擧人、その他関係人の出頭を要求いたしました場合において、本人が出てこなかつた場合の制裁がないではないかというお尋ねでございます。
そこで歳入と歳出とを睨み合せて豫算を提案していくということは、國會におきましても、あるいは地方議會におきましても、これは理事機關の方が出すという建前になつているわけでございます。しかしながらそれでは、それを削ることは議會ができるけれども、増額することはできないかという問題になつてまいりますと、増額することできる。
○千賀委員 第一にお伺いするのは、地方議會に、今度は豫算の發案權にひとしい豫算の追加、削減が認められることになつております。
新自治法の方の地方議會の選擧の方が、不在投票の範囲を擴充いたしまして、手績も簡易化いたしておるわけであります。こちらはある程度進んでおると申しますか、今御指示がありました郵便で出してやる制度なんかも、ある程度の制約をもちながらも認めておるというような形に相なつております。
しかし選擧の以前にすでに確定した名簿がたくさんございまして、補充名簿と申しますのは、選擧権は衆議院と地方議會の選擧とほとんど一致しておりますので、大體千人のうち九百九十人あるいはそれ以上の人は衆議院の選擧人名簿に載つておりまして、補充選擧人名簿には、市町村でございましたら數人とか、あるいはせいぜい數十人くらいか載つていないという關係になつてまいると思いますから、選擧運動をおやりになる場合に、大體の選擧運動
○林(敬)政府委員 選挙權を行使する機會を廣く捕捉いたしまするために、いわゆる随時名簿をとるというのでありますが、これは御承知と存じますが、大體地方議會なり、あるいは地方の知事、または市町村長の選擧、あのときに使いましたものの名簿はほとんど全部が衆議院議員選擧人名簿、及び同補充選擧人名簿、これに基礎をおきておるわけであります。
この事情は國會と地方議會とまつたく同様であり、國會法につきましても同一の趣旨の改正が本國會において行われる豫定でありますので、本法律案におきましても、刑法の偽證罪と同一程度の刑罰を伴う偽證罪に關する規定を設けることといたしたのであります。
次に地方公共團體の意思機關であるにかかわらず、從來とかく閑却されがちであつた地方議會の積極的活動と圓滑な運營を期することは、新しい地方自治の健全な發展を期する上において特に必要でありますので、この點に關し、地方自治法の規定をさらに補足する必要があると存ぜられるのであります。
中央における局長あるいはそういう高層なところにおる公務員は、もちろん、これは仰せの通りかもしれませんが、やはり末端におつて國民大衆とともにやつておるような人たちは、むしろ地方議會あるいはあるいはその他の公職に立候補いたしたい。
地方議會の議員は當然含まないと解するが、それはどうですか。
○佐藤(達)政府委員 地方議會の議員、それから地方團體の職員も同樣でありますが、これは公共團體の職員と考えておりまして、國家の職員とは考えておりませんので、最初から頭においておらぬというふうに申し上げてよろしかろうと思います。